介護老人保健施設とは

介護老人保健施設とは、自宅では介護ができない要介護認定を受けられた方に対して、施設サービス計画に基づいて看護・医学的管理の下で介護や機能訓練などのサービスを適用し、必要な医療や日常生活上のお世話を行うための施設です。

 介護老人保健施設は1992年の改正で「医療法」上の医療提供施設としてはじめて位置付けられ、その後、2000 年の「介護保険法施行」により名称がそれまでの「老人保健施設」から変更されました。

 「長生苑」では入所、短期入所療養介護(ショートステイ)、通所リハビリテーション(デイケア)、介護予防短期入所療養介護、介護予防通所リハビリテーションという5種類のサービスを提供しています。

 介護老人保健施設への入所要件は、以下のようになっています。

要件と説明

年齢
65歳以上の方(第1号被保険者)
常に介護を必要とする状態(要介護状態)や、日常生活に支援が必要な状態(要支援状態)になった場合にサービスが受けられます。
40歳から64歳までの方(第2号被保険者)
初老期の認知症、脳血管疾患など老化が原因とされる病気により要介護状態や要支援状態になった場合にサービスが受けられます。
入所
  1. 要介護状態と認定された第1号被保険者
  2. 特定疾病に起因した要介護状態と認定された第2号被保険者
通所・短期入所
  1. 要支援状態または要介護状態と認定された第1号被保険者
  2. 特定疾病に起因した要支援状態または要介護状態と認定された第2号被保険者
症状について
  1. 入院治療は要しないが、介護を要する
  2. リハビリテーション等による効果が期待できる
家族的要件
  1. 家族の協力が得られること
  2. 退所時の居住場所が確定していること
経済的要件 利用料の負担が可能であること